年老いた母に出来た胸のしこりを発見! 

乳がん
胸にあったシコリを自分で見つけた母が私にどうしよう?と相談してきたのはわずか1ケ月ほど前の事でした。金曜の夜という事もあって土曜・日曜と何をしても手に付かず夜も眠れない2日間を過ごすことになりました。間違いであって欲しい、良性であってほしい。まだまだ生きていて欲しい。そんな言葉が頭の中をぐるぐる駆け巡っていました。

乳がんの検診は乳腺外科で見てもらうのですが、すぐに見てもらえるわけではなく予約を入れてみてもらうことになりました。ここからまた3日、気が気でない日を過ごすことになったんです。乳腺外科でエコーとレントゲンをとり私が見ても「あーあ!」と思う画像でした。ガンの大きさは約2㎝ほどです。年齢を考えて放射線治療ではなく手術することを勧められました。またガン細胞がどのくらい広がっているかは手術してみないと分からないために全摘になる場合もあるとのことです。

大きな病気にかかったことの無い母にとってはどんなに怖い手術であっただろうか。まして女性として胸はとても重要なものでもあるんです。おっぱいをあげないけれどもこの胸があるかないかはこの先の人生を大きく変えるものでもあるんです。手術室から出てきた母の胸は平らで見るからに何もないと言った感じでした。あーあ、全摘だったんだ。心の中でそう確信しました。

病室にやって来た先生が「そんなに落ち込まないで。無事に手術は終わったよ。おっぱいは残っているよ」と言われました。脇の下などの転移がなかったためにガン細胞のみを取り除くだけで済んだんです。横になっている母の胸は年のせいで横へと流れてぺったんこになっているだけのようでした。

手術後の母の胸をみると乳輪にそって分かりにくいようにとの配慮もされていました。年老いた母の胸が無くなることは、本人以上に私がつらく感じていたために本当にほっとした、うれしいことでもあります。最近では再建手術なども発達しているために全摘のままという人も少なくないのですが、やはり女性にとってはとても大切なものでもあるんですよね。